ebayツール Google翻訳連携について

 

こちらでは当ツールの初期設定でもあるgoogle翻訳との連携について解説します。
ebay設定と同様、必ず設定をして下さい。

この記事の目的
  1. Google Cloud Platformにプロジェクトを作成 (作成していない方のみ)
  2. Google Cloud Platformに翻訳APIを追加
  3. Google Cloud Platformへサービスアカウントを作成・鍵の追加・jsonファイルのダウンロード
  4. CBEツールへjsonファイルをアップロード

Google翻訳連携の必要性

Google翻訳連携はどうして必要?
日本語のサイトから商品を仕入れると、ebayへ出品する時は英文にする必要があります。こちらの設定で一度Google翻訳を行うと、翻訳作業は全てツール内で行えるようになります。
商品タイトル・説明文を手作業で翻訳すると手間がかかる
出品中の商品の説明文も気軽に変更したい

などのお悩みを解決します。

Google翻訳の主な機能

  • 商品取り込み時に自動で商品タイトル・説明文を英文化。
    (必要に応じて説明文の取り込みをOFFにすることも可能です)
  • 商品編集画面から直接英語へ翻訳
    商品説明欄へ日本語を入力し翻訳ボタンを押すことでスピーディーに英語へ変換します。
  • 出品中の商品も編集可能。
    ebayへ出品した商品も、ツールから編集・英文化が可能です。
当ツールではCloud Translationの機能を使って翻訳を行います。
翻訳文字数に応じて料金が変わりますが、毎月50万文字までは無料です。(2022年6月現在)

料金の詳細については公式サイトを参照下さい。

 

また初めてGoogle Cloudプロジェクトを作成する方は請求先アカウントの登録が必要となります。(Googleの仕様上、無料プランでも支払いカード等の登録が必要)登録先は請求先アカウントの追加を参照下さい。

無料トライアル期間終了後、アカウント閉鎖となった場合はこちらから解除できます。

Step 1 新プロジェクトの作成

Google Cloud プロジェクトとは?

Google翻訳を使うにあたってプロジェクト作成をする必要があります。


Google Cloud HPより

まずGoogle Cloud Platformへアクセスし、画面上部の「プロジェクト作成」を押して下さい。

デフォルトで選択されているプロジェクトのまま次項目へ進むことも出来ますが、可能であればCBEツール専用に新しいプロジェクトを作成して頂くと間違いがありません。

分かりやすいプロジェクト名を入力し、作成ボタンを押します。
ツールに影響はありませんので好きなプロジェクト名を入力して下さい。

新規プロジェクトが作成されます。

Step 2 翻訳APIの有効化

Cloud Translation APIの有効化

続いてGoogleが提供する翻訳APIを有効化します。
左上のメニューより「APIとサービス」→「有効なAPIとサービス」を選択します。

画面上部の「+APIとサービスの有効化」をクリックします。

翻訳APIを表示させるため、検索ボックスに Cloud Translation API と入力して下さい。

検索結果から「文→A」と書かれたアイコンをクリックします。

「有効にする」をクリックします。

「課金が必要です」とのメッセージが表示される場合

この時点で「課金が必要です」とメッセージが表示される場合は、Googleアカウントに支払先を紐づける必要があります。(無料枠内の使用であれば支払先を登録したあとも実際に請求されることはありません)

「課金を有効にする」をクリックします。

再度確認メッセージが表示されるので「請求先アカウントを作成」をクリックします。

画面に沿って支払先情報を入力していきます。

続けて支払先の詳細・住所を入力し「無料トライアル開始」をクリックします。

アンケートに回答し「完了」をクリックします。

チュートリアルをスキップします。

これで支払先の紐づけは完了です。続けてサービスアカウント設定に移ります。

Step 3 JSONファイルの作成・アップロード

続けて左上のメニューから「APIとサービス」≫「認証情報」を選択します。

画面上部の「認証情報を作成」をクリックし「サービスアカウント」を選択します。

サービスアカウントを作成します。お好きなアカウント名を入力し「作成して続行」をクリックします。

 

ロールを選択」≫「現在使用中」≫「オーナー」を選択します。

 

続行」ボタンを押します。

 

続けて「完了」ボタンを押します。

 

「認証情報」の管理画面へ移ります。画面右下の「サービスアカウントを管理」をクリックします。

先ほど作成したサービスアカウントが表示されます。
画面右端の操作ボタンをクリックし「鍵を管理」を選択して下さい。

鍵を追加」≫「新しい鍵を作成」をクリックします。

小ウィンドウが開きます。JSONを選択し「作成」ボタンをクリックすることでjsonファイルがダウンロードされます。(このファイルを後程ツールへアップロードします。)

「閉じる」を押して小ウィンドウを閉じます。

 

続けてCBEツール画面を開きます。ツールメニューの「基本設定」≫「Google翻訳連携」を開き、先ほどのjsonファイルをアップロードして下さい。

これでGoogle翻訳連携は完了です。

 

Google翻訳連携が完了したら次は仕入れ設定を行います。
こちらはツールと仕入れ先を連携するために必要な手順となり、全サービスと連携する必要はありません。仕入れに使うサイトのみ連携を行って下さい。

ebayツール 仕入れ設定について

 

支払先の登録がされていない場合

Google翻訳連携の際にGoogle cloud platformへ支払先を登録していないと翻訳が行えず、商品の取り込みが出来なくなり、データ反映へも履歴が残りません。

請求先アカウントが未設定の方は必ず確認をして下さい。

【原因の確認方法】

  1. Google cloud platformの左上メニューから有効なAPIとサービスへアクセスし、フィルタ一覧からCloudTranslationAPIを選択します。※この時、ツールに使用しているプロジェクトを選択していることをご確認下さい。
    (下記画面例でいう上部の「My Project 23045」をクリックするとプロジェクトを変更できます)
  2. 割り当てタブを選択。
  3. フィルタ一覧からv2 and v3 general model characters per dayを探し、上限が0になっていないか確認をする。

0となっている場合は支払い登録を行う必要があります。

【解決方法】
Google cloud platformのお支払いからカード登録を行う必要があります。

  1. Google cloud platformへアクセスし、メニューからお支払いを選択します。
  2. 請求先アカウントを追加をクリックし、画面の案内に沿って支払先を登録して下さい。

 

Google翻訳連携 まとめ

本記事の入力項目の一覧になります。
入力内容に抜けがないか確認したい、連携ボタンを押しても連携出来ない、商品取り込み時にエラーとなる際などにお使いください。

(こちらの表は設定内容の確認であり、記事内容を全てまとめた表ではありませんのでご注意下さい。)

Google cloud platform≫有効なAPIとサービス≫GoogleTranslation API
GoogleTranslation APIのステータスが有効になっている

Google cloud platform画面

左記のAPIが有効化されている

 

Google cloud platform≫認証情報≫サービスアカウント管理≫jsonファイルのダウンロード
Google cloud platform画面
ebayツール画面

 

補足 -アカウント閉鎖・再開-

無料トライアル期間が終了するとアカウントが閉鎖され、この場合再開処理を行わないと拡張機能をお使い頂けません。
※アカウントを再開すると、翻訳文字数によってはGoogleから手数料を請求される場合があります。下記のようなエラーが表示された際は、お支払い設定の変更をして下さい。

 

エラー内容:翻訳アプリの制限がありました。設定をご確認下さい

アカウント閉鎖時に仕入れを行った場合のエラー文(データ反映画面より)

 

アカウントを再開するにはGoogle cloud platformのメニューよりお支払いを選択します。
アカウント閉鎖中は下記のように赤枠の注意分が表示されるので、画面右上のアップグレードをクリックして下さい。

 

有効化をクリックします。

アカウントが再開されました。これにより翻訳文字数によっては請求が生じます。

翻訳費用を抑えたい場合は、画面内にある予算アラートを設定するをクリックし、請求額の上限を設定して下さい。